正直なところ、オイコス(OIKOS)を食べたところで、それが原因で太るとは思えません!
この記事ではその理由をわかりやすく解説してみました。
また、ヨーグルトタイプとドリンクタイプの違い、ライバル商品(?)のパルテノとも比較してみました。
オイコスで太る心配なし!
オイコスの栄養成分や、オイコスが原因で太ることは考えにくいという理由について解説します。
オイコス(ヨーグルトタイプ)栄養成分(1個あたり)

ヨーグルトタイプ全6種の栄養成分です。
栄養成分 | プレーン(砂糖不使用) | プレーン(加糖) | ストロベリー | ブルーベリー | レモン&ハニー | パッションフルーツ |
---|---|---|---|---|---|---|
エネルギー | 72kcal | 95kcal | 87kcal | 88kcal | 89kcal | 86kcal |
炭水化物 | 4.4g | 12.4g | 11.2g | 11.3g | 11.7g | 10.8g |
たんぱく質 | 13.0g | 11.0g | 10.2g | 10.1g | 10.1g | 10.1g |
脂質 | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g | 0g |
カルシウム | 146mg | 129mg | 124mg | 124mg | 113mg | 123mg |
内容量 | 123g | 123g | 113g | 113g | 113g | 113g |
オイコス(ドリンクタイプ)栄養成分(1個あたり)

ドリンクタイプは4種類あるのですが、栄養成分はどれも同じです。
栄養成分 | ドリンクタイプ(共通) |
---|---|
エネルギー | 125kcalkcal |
炭水化物 | 13.2g |
たんぱく質 | 18.0g |
脂質 | 0g |
カルシウム | 576mg |
内容量 | 240ml |
理由①カロリーが低い
オイコスは低カロリーです。
1個あたりヨーグルトタイプで72~95kcal、ドリンクタイプは125kcalです。
1日に必要なカロリーは年齢、性別、体重、活動量などによって異なりますが、例えば活動量がふつうの人の場合、以下のようになります。
30~49歳の男性:2750kcal
30~49歳の女性:2050kcal
※日本人の食事摂取基準2025エネルギーより
オイコス1個あたりのカロリーは1日に必要なカロリーのうち、わずかな割合なので、1日1個くらい食べたからといった太るとは考えにくいです。
もっとも、普段の食事にプラスして1日4個、5個と食べるとそれなりのカロリーになるので、さすがに体重に影響してくると思います。
1日に1個、多くても2個までにしておくのが無難です。
理由②たんぱく質が多い
オイコスはたんぱく質が多いです。特にドリンクタイプが多いです。
たんぱく質が多い食品はダイエットの観点において、以下の働きがあるので非常に有利です。
1.満腹感を得やすい
たんぱく質は炭水化物や脂質よりも消化吸収がゆっくりなので、満腹感を感じやすいです。さらに、たんぱく質を摂取すると満腹感を感じやすくするホルモンも出るので、食べ過ぎの予防になります。
2.筋肉量を維持し、基礎代謝の低下を防ぐ
筋肉が多いほうが基礎代謝が大きいです。逆に少ないと基礎代謝が減って太りやすくなります。とりわけダイエット中に食事制限をする場合、たんぱく質の摂取量が少なくなりがちなので、高たんぱく質食品は非常に良いです。
3.食事誘発性熱産生が高い
ちょっと小難しい言葉ですが、非常に重要な概念です。要するに消化吸収に使うエネルギーのことです。食べると体温が上昇するのは、この食事誘発性熱生産によるものです。
そして、どのくらい消化吸収に使うエネルギーになるかというと……
- たんぱく質: 摂取エネルギーの約30%
- 炭水化物: 摂取エネルギーの約6%
- 脂質: 摂取エネルギーの約4%
となります。つまり、たんぱく質で100kcal摂取したとすると、30kcalは消化吸収のエネルギーで消費され、70kcalしか残らないということです。
これが炭水化物だと、同じ100kcalでもわずか6kcalしか消化吸収で消費しません。
以上の理由から、オイコスはたんぱく質が多いので、ダイエットで非常に良いです。
理由③脂質がゼロ
脂質は1gあたり9kcalもあるので、カロリーだけを考えるならプラスとも言えます。
ただ、脂質は悪というわけではなく体に必須の栄養素なので、必ずしも脂質ゼロが良いとは限らないということは理解しておきましょう。
まず、脂質はたんぱく質と同じく消化吸収がゆっくりなので、腹持ちが良いです。
また、ビタミンA、D、E、Kといった脂溶性ビタミンは、脂質と一緒に摂ることで体への吸収率が高まります。
細胞膜やホルモンの材料ともなります。
なので、毎日の食事では例えばナッツ、アボカド、青魚などの良質な脂質を摂ることがおすすめです。
理由④カルシウムが多い
オイコスはカルシウムも多いです。特にドリンクタイプは1本576mgと非常に多いです。
1日に必要なカルシウムは、おおよそ以下のようになります。
成人男性:700~800mg
成人女性:600~650mg
※日本人の食事摂取基準2025エネルギーより
カルシウムとダイエットはそこまで密接な関係はないですが、補助的な役割はあるとも言えます。
というのも、カルシウムの精神安定作用はダイエット中に起こりがちなストレスやイライラを軽減してくれることを期待できるからです。
ダイエット中にこんな経験はありませんか?
- 空腹感: カロリー制限による我慢。
- 食欲: 好きなものを食べられないストレス。
- 停滞期: 体重が減らないことへの焦り。
このようなストレスが続くと、ついドカ食いしてしまい、ダイエットが失敗に終わる原因ともなりますから、毎日の十分なカルシウム補給は馬鹿になりません。
ヨーグルトタイプとドリンクタイプはどっちが太りにくい?

栄養成分から見ると、ドリンクタイプのほうが太りにくいと言えます。
ヨーグルトタイプは72~95kcalで、ドリンクタイプは125kcalなので、カロリーだけに焦点を当てるとヨーグルトタイプのほうが良さそうに見えます。
しかし、ドリンクタイプはたんぱく質が18g、カルシウムが576mgと非常に多いです。
先ほど説明しましたように、たんぱく質が多い食品はダイエットで非常に大きなメリットとなりますし、カルシウムもダイエットをサポートするとも言えます。
やはり総合的に考えるとドリンクタイプに軍配が上がるでしょう。
オイコスとパルテノを比較

オイコスのライバル商品(?)となるパルテノと比較してみました。
栄養成分 | パルテノ(プレーン) | オイコス(プレーン) | オイコス(ドリンク) |
---|---|---|---|
エネルギー | 99kcal | 72kcal | 125kcal |
炭水化物 | 4.3g | 4.4g | 13.2g |
たんぱく質 | 10.2g | 13.0g | 18.0g |
カルシウム | 113mg | 146mg | 576mg |
脂質 | 4.3g | 0g | 0g |
内容量 | 100g | 123g | 240ml |
カロリーはオイコスのほうが低い
オイコスもパルテノも味のバリエーションがいろいろありますが、全体的にオイコスのほうがカロリーが低いです。
また、たんぱく質やカルシウムもオイコスのほうが多いです。オイコスのドリンクタイプだとパルテノよりはるかに多いです。
ダイエットや栄養の観点からすると、オイコスに軍配が上がります。
味はパルテノのほうが美味しい
パルテノは濃厚なギリシャヨーグルトだけあって、味が非常に良いです。
スイーツ感覚で食べられるので、ヨーグルトというより、ヨーグルトデザートという感じです。
ただ、脂肪ゼロのパルテノだと、さすがに食感が落ちます。
オイコスは普通のヨーグルトという感じですね。ブルーベリーとかストロベリーなどの味付きはそれなりに美味しいですが、やはり全体的にパルテノのほうが断然おいしいです。
筆者はパルテノ派ですね。栄養も大切ですが、やはり美味しい物を食べるとモチベーションも上がりますし……。
パルテノの詳しい記事はこちら。
価格について。どちが安い?
販売店やセールの有無にもよりますが、いくつかの販売店で確認したところ、パルテノとオイコスのヨーグルトタイプは価格が1個100円台後半くらいでした。
オイコスのドリンクタイプは1本200円台後半くらいといった感じです。栄養価が高い分、さすがに価格もそれなりに高いです。
記事の要点まとめ
これまでの要点を簡単にまとめてみました。
- 1日1個くらいではオイコスが原因で太るとは考えにくい
- オイコスは低カロリー
- オイコスはたんぱく質が豊富
- オイコスは全種類で脂質がゼロ
- オイコスはカルシウムも豊富
- ドリンクタイプのほうがカロリーは高いがたんぱく質が豊富なので総合的に太りにくいと考えられる
- オイコスとパルテノを比較すると、ダイエットの観点からはオイコスに軍配が上がるが味はパルテノのほうが良い
オイコスはダイエットの観点で非常に良い食べ物だと思います。
オイコスが気に入った方はぜひ毎日のダイエットに活用してみてくださいね。